2010年01月10日

仏の研究-クレオパトラの化粧には病気予防の効果も?

古代エジプト女性のはっとするような美しい目元のメークには、
悪魔から身を守る魔よけの意味とともに、

目の病気を予防する役割もあった

ということを
フランスの研究チームが7日、発表したそうです。

いったいどういうこと?
どうもこの、目の病気を予防する役割があったということは、
しっかりと科学的に証明されたようです。

ルーブル美術館や仏国立研究センターのスタッフが行った研究の中心となった

フィリップ・ウォルター氏によると、
古代エジプト人は約4000年前に、
作るのに時には1カ月もかかる

鉛と鉛塩を混ぜ合わせた
顔料を目の周りに塗る

化粧法を生み出したそうです。

一般的には鉛は有害であるとされているが、
研究者たちは分析化学の手法を使って、

極めて少量の鉛であれば
細胞は死なないことを証明したあそうです。

それどころか、
一酸化窒素分子が生成され、
それによって目が細菌に侵されようとした場合などに、

細菌を撃退する免疫システムが活性化されることが分かったんだって。

すごいよね。
何処でそういうことがわかるのか?

研究は、
古代エジプト人が合成した酸化鉛化合物の

ラウリオナイト

が一つの細胞に及ぼす影響を、
髪の毛の10分の1の極小の電極を用いて調べたとのことです。

ウォルター氏は、

「我々は、古代のギリシャ人やローマ人がエジプト女性のアイメークに医学的な効果があることに
気付いていたことを知っているが、そのメカニズムを(科学的に)明らかにしたかった」

と述べたそうです。

へぇ~。そうだったんだ。
医学的に効果があることに気付いていることはわかっていたんだ。
こういうのって、
何人もびょうきになったりして、
わかっていくことなのでしょうね。

研究結果は7日、専門誌「分析化学」の電子版に掲載されたそうです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100108-00000101-jij-ent